全閉囲型救命艇
全閉囲型救命艇とは
全閉囲型救命艇は、一般貨物船(バルクキャリア以外)に装備され、本船デッキ上のダビットと呼ばれる装置に格納されています。緊急時には本船の電気系統の故障も考えられますので、救命艇は退船時、ダビットの安全装置を解除し、救命艇内よりダビットの操作(ブレーキの解除)を行うと、電力を使用しなくても艇の自重により進水し離船することができます。
このような進水方法をとる救命艇をグラビティー救命艇といいます。
一斉離脱装置について
一斉離脱装置とは、グラビティー救命艇の船首、船尾に装備された吊り金物のことです。
救命艇が進水により海面まで降下したとき、操縦席横の離脱ハンドルを操作することで、船首、船尾に装備された吊り金物が遠隔操作により一斉に離脱し本船と救命艇を切り離すことができます。
この操作により、救命艇は離船することが出来ます。
また、一斉離脱装置は荒天による荒れた海での退船を想定しており、救命艇に乗員が乗った満載状態すなわち、装置に荷重がかかった状態でも強制的に離脱することができます。
その為、救命艇を格納する際には、一斉離脱装置が正常な位置でロックされているかどうかの確認が重要となります。
救命艇が進水により海面まで降下したとき、操縦席横の離脱ハンドルを操作することで、船首、船尾に装備された吊り金物が遠隔操作により一斉に離脱し本船と救命艇を切り離すことができます。
この操作により、救命艇は離船することが出来ます。
また、一斉離脱装置は荒天による荒れた海での退船を想定しており、救命艇に乗員が乗った満載状態すなわち、装置に荷重がかかった状態でも強制的に離脱することができます。
その為、救命艇を格納する際には、一斉離脱装置が正常な位置でロックされているかどうかの確認が重要となります。
一斉離脱装置:SZK-30 取扱説明書
SZK-30タイプの一斉離脱装置は、96SOLASに適用した装置であり、
又、当社にて製造致しております救命艇には、フリーフォール救命艇を除き、
全てのタイプに標準装備致しております。